びっくりです。
売れ残っている物件は、買いたい価格より高いものが多いです。物件の価値に対して、売主の思いも入っていますから。わかります。十分にわかります。
でも、それでは、売れないのです。土地の相場ってものがあります。建物も築年数を経過すれば、価値が下がっていきます。もちろん、きちんと手入れをしていたり、リフォームをしたりして、きれいに保っている場合や使いやすい間取り、設備などがあればそれなりの価格を維持できますが。
価格は売主が決めることで、売れなくても下げる必要はありません。「その価格で価値を見出す人が買ってくれ」と待つこともできます。まあ、それで取り返しのつかないこともあります。継続して使っていればいいのですが、放っておくと痛みが早く価値が下がってしまうのです。
今回びっくりしたのは、「私の買いたい価格」の2倍弱ながら、商談中となった物件です。 具体的には避けることにしますが、築年、延べ床面積、土地の広さを考えたらありえない価格でした。
なぜ、こんな価格でお客は飛びついたのか?
たしかに、建物は築年数に比べて、別荘で使っていたようなのできれいな感じがしました。間取りも使いやすそうです。全室FFファンヒーターです。環境も悪くありません。
でも、この価格はないわあ。
謎です。どうして?
1か月以内に売れないと、売れ残ることが多いと言われていますが、物件がアップされてからおよそ2か月、「やっぱりね」と思いながら見ていると、ある日「商談中」の文字が!「どうして?」と思いながら、もう一度物件の画像を見ていると・・・、気づいてしまいました。
その物件の後ろに写る「〇〇〇場」を見て、
これだ!
購入者は、〇〇〇をする人だ。
だから、この別荘が気に入ったんだと。
そのあとで、物件紹介をよく読んだら書いてありました。^^;)近くに〇〇〇場がありますって。私だったら、むしろ逆です。やりませんから。価格が思っているより安くても買いません。
何か、この建物にしかない環境なり、特徴があれば、それが刺さる人がいるってことですね。いたら、かなりラッキーです。倍ですよ。倍。
ということは、進入路が問題だった私の物件は、見方によっては、他の人が入りにくい物件、つまり静かな環境を求める人にはぴったりな物件とも言えます。
短所を長所に変える発想が必要ですね。
ありがとうございます。勉強になりました。
商談は、うまくいかなかったようです。2週間後には「商談中」のロゴがなくなっていました。建物は良さそうなんですが。