地震津波災害訓練で、決められた場所へ避難することや炊き出し、消火などの訓練をした後に、マスコミのインタビューを受けました。
記者「毎年、訓練をしていますか。」
私「はい、約50年前からしています。」
記者「東北大震災があって海が近いですから、緊張感がありますよね。」
私「そうでもないですよ。来る来ると言って、50年ですからね。『いつ来るんだ。』と思っている人もいます。」
記者「3日分の備えはしてありますか。」
私「してありますが、中には全然していない人もいます。『どうせ流されるんだから、してもしなくても同じじゃんって。』」
記者「訓練によってみなさんの意識は高いですか。」
私「もう50年もやっていますので、慣れてしまってどうですかね。」
どうも、記者は「訓練によって住民の意識が高まり、地震への危機感が高まっている」とまとめたいらしいのですが、海の近くでありながら、そんなことは全然ありません。東北大震災の時には、一瞬高まりましたが、今はまた元の生活に戻ってしまっています。
マスコミは、自分たちの仮説(主張)を立て、それが正しくなるよう裏付けの材料を探している感じがしてなりません。8割がそう思わなくても、2割が思っていれば、2割の映像を主に流すということを平気でしていますしね。